GROWモデル


 GROWモデルは、日常的に使える効果的な問題解決の思考プロセスです。GROWとは「成長する、育む」という意味ですが、コーチングの基本プロセスを言い表す5つのキーワードの頭文字を並べたものでもあります。

G:ゴール 〜 目標の明確化(どうなりたいのかを具体的にイメージ)
R:リアリティ 〜 現状把握(今どうなっているのか。現状を創り出したものは何か)
R:リソース 〜 資源の発見(使えるものは何か。人・物・金・時間、経験等)
O:オプション 〜 選択肢の創造(3つ以上出す。選択肢が無いと人はやらされていると感じる。自己選択
 (自己決定)したからこそ、責任を自ら進んで引受けることができる)
W:ウィル 〜 目標達成の意志(実行責任をもつ)

自己実現、目標達成をしたいと思うならば、まず、目標を明確にすること、現状をしっかり把握することです。これらを明確にできれば、その現状と目標のギャップ(問題)をどう解決すればよいかということになります。

問題を解決するために必要なのが、資源、選択肢、意思です。
問題解決はなかなか困難です。そこで、誰かの力を借りなくてはいけません。それが、資源です。
問題解決のために様々なアイデアが出た際、それらを限られた時間の中で優先順位をつけて実行計画を立てなければなりません。それが選択肢です。
そして最後に、達成意欲、意思、決心、約束、コミットメントです。

問題に対して、このプロセスで思考を重ねて行動計画を策定し実行します。
しかし、上意下達の命令でGROWをやっても人は動きません。納得して自分の意志で全てのプロセスをクリアすることが重要です。

 部下に対し会社方針やTASKを提示するときは、部下とのやりとりでGROWモデルのプロセスに沿って、会社方針、TASK、行動計画を共有化するのが良いでしょう。

 面接の際にGROWモデルを効果的に回すためには、次のことを強く思うことが重要です。
             (本田勝嗣:コーチング・メンタリングのフィロソフイーより引用)

・ 支援の相手は、無限の可能性をもっている。
・ 相手は、無限の可能性に気づいたとき、目標に向って主体的に進んでいく。

・ 相手が可能性・潜在能力を発揮するには、支援者の存在が効果的である。
・ 相手が必要としている答えは、その相手の中に存在する。
・ 相手が答えを見出すには、支援者との深い対話が効果的である。
・ 相手は、目標達成の状況をイメージすることにより、その意志を強くすることができる。
・ 相手が目標を達成する過程で、課題達成、意欲促進の状況が存在し、支援者は、その状況に対応する
  ことが効果的である。
・ 相手には個性があり、それぞれ大切なかけがえのない存在である。

                 


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